2/21'19
胆振地方中東部の地震(2019/02/21)で発生した地震動
地震発生日時 : 2019年02月21日21:22 頃
震源位置 : 胆振地方中東部(北緯42.8度、東経142.0度)
深さ : 約10 km
マグニチュード: 5.7
各地の震度に関する情報(気象庁のページへ)
波形が公開された防災科学技術研究所K-NET即時公開による地動最大加速度,地動最大速度および計測震度を以下に示す.
観測点名 |
PGA |
PGV |
計測震度 |
HKD103(K-NET幌毛志) |
247.4 |
12.7 |
4.63 |
HKD126(K-NET鵡川) |
341.0 |
30.7 |
5.24 |
HKD127(K-NET追分) |
450.8 |
23.3 |
5.15 |
HKD128(K-NET早来) |
196.3 |
12.3 |
4.86 |
HKD184(K-NET千歳) |
243.1 |
9.3 |
4.71 |
HKD185(K-NET支笏湖畔) |
203.0 |
12.3 |
4.78 |
※PGA: 地動最大加速度(cm/s
2),PGV: 地動最大速度(cm/s),いずれも水平2方向ベクトル和
|
|
観測点位置図 |
以下に,加速度波形(水平2方向ベクトル和最大方向)を示す.
HKD103(K-NET幌毛志)
HKD126(K-NET鵡川)
HKD127(K-NET追分)
HKD128(K-NET早来)
HKD184(K-NET千歳)
HKD185(K-NET支笏湖畔)
また,弾性加速度応答スペクトル(減衰定数5%,水平2方向ベクトル和)を示す.
(1)K-NET幌毛志
,(2)K-NET鵡川
,(3)K-NET追分
,(4)K-NET早来
,(5)K-NET千歳
(1)K-NET支笏湖畔
また,特に震度の大きな弾性加速度応答スペクトルを過去の強震記録と比較して示す
(1)兵庫県南部地震JR鷹取,(2)新潟県中越JMA小千谷,(3)三陸南JMA大船渡,
(4)東北地方太平洋沖地震K-NET築館(栗原市震度計),(5)K-NET鵡川
提案する算定法による震度を以下に示す.提案する算定法による震度は,0.1-1秒(計測震度=人体感覚,室内物品の動きに対応),0.5-1秒(建物の中小被害に対応),1-2秒(建物の大きな被害に対応)という3つの周期帯ごとの地震動強さを震度という共通の指標で見ることができるものである.
観測点名 |
計測震度 |
0.1-1秒震度 |
0.5-1秒震度 |
1-2秒震度 |
提案震度 |
HKD103(K-NET幌毛志) |
4.63 |
4.61 |
3.98 |
3.69 |
4.61 |
HKD126(K-NET鵡川) |
5.24 |
5.29 |
4.98 |
4.59 |
5.11 |
HKD127(K-NET追分) |
5.15 |
5.20 |
4.52 |
4.21 |
4.92 |
HKD128(K-NET早来) |
4.86 |
4.90 |
4.44 |
3.73 |
4.90 |
HKD184(K-NET千歳) |
4.71 |
4.55 |
3.86 |
3.51 |
4.55 |
HKD185(K-NET支笏湖畔) |
4.78 |
4.84 |
4.41 |
3.73 |
4.84 |
また,各震度のうち,計測震度と1-2秒震度の比較を以下に示す.
謝辞
強震記録は,防災科学技術研究所,気象庁,鉄道総合技術研究所より提供いただきました
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